どもです!!みのりです!!
本から投資法を学ぼうのコーナーです!!
株価を気にするようになった「脱投資初心者」の為、動じない投資マインドを作っていきましょう!!!
今回はクラウゼヴィッツ 戦争論 判断の三位一体を投資法へ落とし込んでいきましょう!!
前回の記事はこちら
1 兵士であるお金はあまりにも物を言わない
2 成功か失敗かは将士である投資家に握られている
3 雇われたお金である信用取引資金は物言う兵士になる
戦争論
読まれざる名著の代表と言っても過言ではないクラウゼヴィッツ『戦争論』
戦争の本質をまとめ、過酷な競争の環境にいる方必見
アメリカ軍の軍事基礎にもなっている著書!!!
前回の内容 判断の三位一体
1 判断は「本能・精神力・知力」の段階がある
2 不安は周囲に感染する
3 投資の兵士であるお金は動揺しないが忠実すぎる
目次
投資法への落とし込み
投資における兵士と将士
投資法への落とし込みとして判断の三位一体を投資に当てはめていきます。
と、その前に繰り返すようですが投資家の皆さんは「将士」です
そんな大層なものを担ぎ込んだ覚えはないと思っても逃げないでください。
本来は投資はそのくらいの心持ちを持って行うものですので・・
まず投資での兵士や将士は
兵士→運用資金(レバレッジも含む)
将士→投資家
君主(無借金の個人投資家なら無し)→会社や金融
です。
物言わぬ兵士
投資の場合、兵士とはお金のことです。
どこにどれだけの規模を派遣して成果を得るか、もちろん多い似こしたことはありません。
そして幸いなことにお金は物ですので人間の兵士のように感情的になることはないです。
恐怖で勝手にどこかに行くこともなく命令された箇所に投資すればそこに居続けます。
決して恐怖せず命令に忠実という理想的な兵士ですね。
ただ、問題点もあります、それはあまりにも物を言わないことです
現実の戦闘で現地でしかわからないこと、聞いていた情報とのズレがあった場合人間の兵士であればもしかしたら「現状の作戦では成功率は高くない」という声が上がるかもしれません。
そして運良くその言葉を聞くことができ、再検討を凝らした結果欠点を見つけ最悪な事態を回避することができたということもあります。
しかし、お金は基本何も言いません。
良いことも悪いこともなにも言わずただ指示されたことするだけです。
なので現地にてなにか予想外のことが起きた際、兵であるお金が各対応をして解決してくれるということは決してないことを覚えておいてください
すべては将士次第
兵士は何も言わず命令従順、将士である会社や金融はなし
となると成功を左右するのは将士の判断のみとなります
幸いにも将士である投資家がどれほど焦ったり不安になったとしても指示さえしなければ兵に影響はありません。
しかし、指示を行ってしまうと話は別です。
一度売買命令を出してしまえば兵士は文句も何も一つ言わず行動に移します。たとえそれが誤った判断でもです。
余談ですが東洋は「孫子」・西洋は「戦争論」と言われるようにこれは戦時中に撤退命令を出したときに顕著に表れました。
戦争論を中心とした西洋は戦況が良いと見える時でも撤退命令が出た時はすぐに兵士は撤退の準備を行いました。
判断の三位一体を兵士も理解しており、本能的判断で兵が現地で行動してしまう危険性共有していたからです。
一方の孫子の東洋、孫子の兵法の中には兵士を追い込み奮い立たせるという教えもあります。
そして状況が良い悪い関わらず撤退命令が出ても「こんなに流れが来ているのに撤退とは言語道断」や「ここで引いては死んでいった同士に浮かばれない」と現地判断で無視することがありました。
言わば精神論ですがこれがどこまで良くて成功率が高いかは想像におまかせします
このような事例から見て投資は圧倒的に前者です。
もちろん孫子の兵法が完全に役に立たない訳ではなく
あくまである部分は戦争論を参考にして他の部分は孫子の兵法を参考といったそれぞれ皆さんに合った具合を見つけてもらう必要があります。
これが理由で今なおクラウゼヴィッツと孫子、どちらが有効かの議論は続いております。
そして将士は恐ろしい戦況を目にしても冷静にいなければならないように、投資家も時に恐ろしい損が計上(含み損)されても冷静にいなけらばなりません。
時間が経つ度に損が増えても冷静に、描いていた作戦に戻るかそれとも撤退するか判断を行いましょう。
兵士は何も助けて助言してくれないので頼れるのは将士であるあなた自身だけですよ!
物を言ってくる兵士
お金である兵士は物を言ってこないと書きましたが一部例外があります。
正確に表現すると「兵士に物言わす存在がいる」ことです
それは信用取引やレバレッジ取引・または借りたお金で投資を行う時に現れます。
言わばこのお金は雇われです、将士である投資家の言うことをある程度聞きますが最大の雇い主は君主である「会社や金融」であり、一定の規則が決まっていることに注意してください。
まず、信用取引できる場所が投資銀行によって決まっていて好きなところに投資できないと言うことがあります。
東証でいうプライムなら基本どこでも問題ないですがスタンダードもしくはグロースの銘柄には投資できないという規則が存在することもあります。
そしてなにより、取引区分によっては一時的に撤退(強制決済)することもあります。
信用買いや信用売りであれば「半年・無期」があり、「半年」の場合売買後半年後に必ず決済が起きます。
その段階で元手に余裕があればまた同じ売買を繰り返せば良いのですが、もしもなければそこで強制的に終了となってしまいます。
雇われたお金は投資銀行に帰って行ってしまいます
つまり待てる期間が決まってしまうことです。
そしてもうひとつ、状況が悪化していくと「撤退すべき」と雇われた兵士は言ってきます。
借りている物なので当然ですが投資銀行も損を被りたくないので返済が確実な内に撤退させようとします。
その撤退命令こそが「追証」ですね。
思い描いた作戦を実行し続ける為にもなにが邪魔してくる物なのか大きなイメージを持ってもらえると投資に対する見方が広がり負けない投資家になれます!!
まとめ
1 兵士であるお金はあまりにも物を言わない
2 成功か失敗かは将士である投資家に握られている
3 雇われたお金である信用取引資金は物言う兵士になる
記事まとめ