戦争論

疲労こそ敗因!?戦争論⑥


どもです!!みのりです!!

本から投資法を学ぼうのコーナーです!!

株価を気にするようになった「脱投資初心者」の為、動じない投資マインドを作っていきましょう!!!

今回はクラウゼヴィッツ 戦争論の疲労の影響から投資法へ落とし込んでいきましょう!!

前回の記事はこちら

ポイントはココ

1 時間とともに敵も味方も疲労する
2 疲労が長引くと勝ち負けより終わらせたい気持ちが強くなる
3 投資でも感情的疲労をどう対処するか問われる


戦争論
読まれざる名著の代表と言っても過言ではないクラウゼヴィッツ『戦争論』
戦争の本質をまとめ、過酷な競争の環境にいる方必見
アメリカ軍の軍事基礎にもなっている著書!!!

敵も味方も疲労する

脳と精神の疲労

皆さんスポーツはしますか?

野球やテニスといった短時間に一気に動くもの、ランニングやサッカーのように長時間動き続けるもの

そして例として、ランニングで10km走るとなったら皆さんどのくらいの速さで走りますか?
まさか開始早々全力疾走して一気に10km走りきろうと考える人はいないですよね(笑)

みのり
みのり
オリンピック選手で10kmぐらい全力疾走できる!は勘弁してください・・・

もちろん自身の体力を考えて10kmに到達する前に疲労困憊にならないようペースを考えますね。

体を動かす時は疲労については事前によく考えることは確認できました。
では、脳と精神の疲労についてはどうですか?

生活していく上でただ体を動かしているだけではいきません。
時には考え不具合の対処法を考え、増える不安に耐えるため精神を強く持たなければなりませんね。

脳と精神も酷使することでもちろん疲労は溜まります。
この疲労は10km走ろうとした時にみたいに事前にペース配分を決められるでしょうか・・?

おそらく週末にリフレッシュするという回復法を考えるのが精一杯では無いかと思います

みのり
みのり
365日休みたい!!

終わらない休みという苦痛が襲いかかりますよ
先生
先生

最初はノリノリでも・・

戦争論の内容にこの疲労について言及している箇所があります。

戦争が始まるとその国の国民は最初、不安と思う者はもちろんいますし、「我が国は強豪だ!必ず勝つ!」と勝利に向けて意気込む人もいます。

そして注目してほしいのが人間は戦争というものはすぐに終わると思いこむ傾向があること
です

歴史に於いて長い戦いがあることを知っていても我が身に降りかかる影響は短期間と思いたがる傾向があります。

その証拠に、戦争被害から逃れる為、海外の親戚の家に避難するときもわずか1、2週間分の準備しかしないことが多いです。

それほどまでに、すぐに攻撃が始まって短期間の内に勝利を手にするだろうと考えてしまいます。

しかし、戦争とはそんな簡単なものではありません
作戦立案・調査に、武器の調達や移動といった準備など複雑で不安要素が多い中で実行されるため、一朝一夕で済むものではありません。

そして長引けば長引くほど国民の財産が失われるなどで精神的疲労が溜まり、いつ終わるかわからない不確定要素を日を跨いで考え続けることになり脳の疲労もピークに達します。

終いに、こんな馬鹿馬鹿しいこと、勝っても負けてもいいからさっさと終わりたいと思う気持ちになるのも心情と言ってもいいでしょう

みのり
みのり
マラソンで永遠に走らないと行けないのではないか、という不安に似てますね

それでも組織は疲労し続ける

国民がさっさと終わりたいと思えば戦争はすぐにでも終わるのでしょうか?

答えはNOです。

 

例え、国民の敵国に対する敵意が無くなったとしても作戦本部や上層の人間の敵意は簡単に消えません

それも敵国の国民が疲労していても同じ
お互いの上層の敵意が消えない限り戦争は続きます。

敵意というのはそう簡単に解けない面を持っているのです

その面もあり、組織を成功させる者は人間の生理を熟知して部下(国民)や他人(同盟国)を上手く動かせる人間ででないと成果が上げられないとされています。

戦争でも国民の疲労を対処して、反乱などが起きて敵国との戦闘どころではなくなり、みすみす勝てる可能性を潰さないようにするかが上層部には求められました。

もちろんただ精神論だけ振りかざしたり、物価上昇を長引かせて国民の生活を困難にし続けたある国は負ける結果となりましたが・・

みのり
みのり
戦略はなにをするかではなく、何をしないかを決めることとも言われてます

長くなったので今回はここまで!
次回投資法に落とし込みます!


まとめ

疲労こそ敗因!? 戦争論⑥
1 時間とともに敵も味方も疲労する
2 疲労が長引くと勝ち負けより終わらせたい気持ちが強くなる
3 投資でも感情的疲労をどう対処するか問われる

 

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