戦争論

戦争論を知らずに理想の投資家はなれない!!

迷ったときは最初の決定を信じる

調整が足を引っ張る

いろんな情報や思惑がはびこる中、何か判断に迷うことは必ずあると思います。

そして、迷ったあげく目の前の情報に振り回されてリスクの高い方を選んで失敗
フットワークが軽い方がよいと考え色々試していたらコストが積もってしまい、おまけに損額も増えた

そのような経験はありませんか?

よく情報は大事と聞きますが、その情報が正しくても必ず良い成果を生み出すとは限りません
むしろその情報を元に行動を調整したことによりズレが生じていき、調整回数が増え続けて気づけば「なぜあんな間違ったことをしたのか」と後悔してしまうことも多いはずです。

みのり
みのり
あなたにだけ教えるとっておきの情報!!

絶対に他の人にも言っているパターンですね
先生
先生

最初に考えていたことが結局正しい

クラウゼヴィッツでもこのことが言及されています。

よく吟味された原則こそ優れた事実であり、次々に現れるものが強烈でもそのような真実は原則に比べればとるに足りないものである

それ故疑わしい場合には常に最初の確信を優先させる

つまり、迷った場合はプレッシャーのかかってない時に考えた最初の計画を優先させるべしということです。

情報が入り迷う時にはほぼ必ず、焦りが付き添います。
当たり前ですがプレッシャーがかかっているかないかで思考能力は大きく変わります。

それも失敗してはならない時こそ、公平な判断をしないといけないと自然体でいることが難しくなるのです。

なので、正しい判断というのは時間があり、プレッシャーが少なく、公平に、失敗事例が整理されている状態で考えた最初の計画なのです!

おまけとしてよくやってしまうのが「今回は特別だ!」と思い調整を行うことがあります。

ただ、それは本当に特別なのか、そしてただ自分が知らなかっただけで特別という理由を付けて調整を行い安心したいだけではないか、と疑うことを忘れないでください。

みのり
みのり
短期の損切りをしてしまう時にやってしまいそうです

抽象的に方向性を見つける

最初の計画に従う理由の一つが大まかな方向性が正解に向いていることが多いからです。

これは孫子の兵法にもある、抽象的な考え方で方向性を決めるというものと同じです。

前回の自分自身を顧みるにもあったように抽象的思考が必要ですが、その力の付け方も孫子と同じ歴史書や過去の物事や考えに触れることでした。

さらに、何読めばいいかわからない方は下のリンクに、ブログ主が読んだ本をまとめたページがあるのでそこを眺めて直感的にこの知識不足してそう!!というものを眺めることをおすすめします。

ちなみに本屋に並んでない本が多数ありますので図書館やネット書籍で取り寄せをおすすめします!!

みのり
みのり
少し読んで必要ないと思ったらそれはそれで大丈夫です

 


敵の源泉を奪う

敵の戦闘力の破壊

この項目は投資に活用するにはあまりにも大量の資金が必要ですので、実用的ではないものの、戦争論での勝つためになすべきことのため取り上げさせて頂きます。

戦争論では戦闘において敵対する戦闘力の破壊こそが目標達成の手段と説いております。

いくら形式上の勝利を重ねても相手に武器や兵がある限り再度我々の目の前に現れ脅威として現れることを示唆しており、「敵と再度戦う」という前提を盛り込んだ戦争論の中枢を担っています。

これが投資法に適用できない理由として、戦闘が始めるとお互い戦いが激化し、そしてお互いこの激化を止めたくても止めることができず、ただでさえ資金的に不利な個人投資家はすぐに枯渇してしまうからです。

しかし、この激化は会社間との価格争いに当てはめるにはとても役に立つので知識として持っておくことをおすすめします。

みのり
みのり
お互い引くに引けない状態になるリスクがあるのですね

最大の戦闘力を奪う

よく冒険ものの映画などで終盤で主人公と敵のボスが1対1で戦うシーンを思い浮かべてください。

主人公は素手、敵はナイフを持っている。
敵がナイフを振り回すが主人公は避け続け一瞬の隙をつき主人公がナイフを叩き落とす。

宙に舞うナイフ、素手の同士の殴り合い、床に落ちたナイフの取り合い。
そして最終的に主人公がナイフを手に取り敵にとどめをさす・・・

みのり
みのり
クライマックスの王道ですね

この場合「ナイフ」がこの戦闘における最大戦闘力でありそれを奪い有効に活用して有利に立ち勝利を勝ち取るということを表してます。

戦争論の理論も同じで敵の最大戦力を奪う、もしくは無力化して有利立って勝利するものです。
そして大事なのが奪った武器を有効に使う技術です。
いくら武器が強くても使い方が下手だと逆に隙となりえます。

ライバル会社から機密情報を奪ったとしてもそれを最大限活用する技術がなければ有利にたつことはできません。


トップは常に計算しなければならない

ナポレオンの言葉

将士が下さなければならない多くの決断は、数学の計算問題のように成り立っている。
それらはニュートン・オイラーの体面を気づつけかねないほどの難問と言ってもいい。

これはナポレオンの言葉をクラゼヴィッツが引用した部分です。

意味としては
軍学とはあらゆる可能性を十分に計算して、数学的で正確に偶然を考慮に入れる
であり、さらにかみ砕くと「将士などのトップは常に計算しなければならない」ということになります。

将士と言うものは甘くはなく、それに見合う努力と経験を重ねたというナポレオンの言葉ですが、この言葉自体諸説あり、本当にナポレオンが思ったのかそれとも凡人を蔑むために発言したのかはさだかではありません。

ただし、計算しなければならないというのは一理あり、頼れるものは自分自身なのでいざという時に自分に頼れるようにとクラウゼヴィッツは解釈してものと思われます。

当たり前を当たり前に

戦争論から学んでいきましたが一貫してあるのが「当たり前のことを当たり前にやる」です。

将士の心得などは勝つためには当たり前の内容なのですが、その当たり前を続けるというのが一番難しいですね。

投資に限らず世の中は予想外のことが多く起きます。
予想していたのと全然違う現象が起きた。
皆がいきなり慌てて大騒動になっている。
目を覆いたくなるようなことが現実になる。

きっと順風満帆とはいかず、ブレそうにもなるでしょう・・・

しかし、そんなときは戦争論の知識を思い出し、自分の自信を取り戻してください

戦争論は戦争だけではなく投資・企業争い・国家間問題など様々なことを考えるのに使えます。

おそらくそれを見るための武器の一つはこの記事で手にいれました・・・

将士とはあなたのことです!
そしてこれからどう生きるか決めていくのもあなたです!

戦争論を活かしてこれからもあなたの人生を一歩ずつ進んでください

投資への落とし込み

1 迷ったら最初の考えに戻る
2 トップは常に計算し続ける
3 戦争論は多方面に活用できる


戦争論を知らずに理想の投資家はなれない!!

・天才解明書である戦争論
戦争論は天才的な将士の研究
将士は投資家と似ており戦争論が適用できる

 
・将士として必要なこと
当たり前を守り続けるのが一番難しい
小さな前提破りが大きなルール破りを引きおこす
 
・天才の振る舞い
固着している規則を理解した上で規則を破る
投資では無理に自身が天才にならなくてもよい
 
・判断の段階
判断は「本能・精神力・知力」の段階がある
兵士であるお金は物を言わず、勝敗は将士である投資家次第
 
・正しく負ける
時間とともに疲労し、勝ち負けより終わらせたい気持ちが強くなる
日を跨いで続く感情的疲労をどう対処するか問われる
 
・自分を信じる
トップは常に考え続けて迷った時は最初の判断を優先する

戦争論は多方面に適用できることを知り活用する

毎週火曜・金曜に投資の役立つ情報を投稿しております!!

ブログまとめ

本紹介

戦争論 -カール・フォン・クラウゼヴィッツ

 

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