どもです!!みのりです!!
本から投資法を学ぼうのコーナーです!!
株価を気にするようになった「脱投資初心者」の為、動じない投資マインドを作っていきましょう!!!
今回も孫子に並ぶ戦略本クラウゼヴィッツの戦争論の続きです!!
前回の記事はこちら
1 天才は無意識に広がっている規則を調査して規則を無視する
2 投資では無理に自身が天才にならなくてもよい
3 型破りや特許を中心に社長や国を比較する
目次
規則を破る天才
天才とは?
前回、大元の規則を破るのは前提を破るという小さな「障害」が重なることで起きるという説明をしましたね。
クラウゼヴィッツの戦争論では基本的に「理論や基本原則はも持っていた方がいい」考えとなっています。
ただ、これには唯一例外があります・・・
それは天才の振る舞いです。
前回の記事で書いた「規則など当たり前のことをしっかり守った上で、規則を無視する」の後半の部分ですね。
もちろんこの規則を無視するの内容は、ごみのポイ捨てをするみたいに単純なものではありません(笑)
あらかじめ皆が規則として固まっているものを理解して、そして規則を破りつつ奇襲を行い成功することです。
ではでは、クラウゼヴィッツが天才の見本としたナポレオンで説明しましょう。
諸説ありますがナポレオンの戦が今までと大きく違うところは二つあります。
それが食料の現地調達と市民の兵士化の2つです。
食糧の現地調達
腹が減っては戦はできぬという言葉通り、戦では食糧が武器と兵と同じくらい大切でした。
戦場が他国になることも多く、自身の国で食糧を用意してそれを荷車に乗せて遠くの戦場へ赴くこともありました。
そのため、敵が動き出したという情報が届くと作戦本部は地図を広げて「食糧を乗せた荷車」があり、かつそれを守る部隊もいながら移動している想定で進行ルートや現在位置、そして戦闘場所を考えます。
しかし、ナポレオンは違いました。
まず、食糧を兵士人一人に携帯食糧を持たせ身軽にして、さらに敵国から食糧を奪うなど敵が思っている以上の速さで移動を行いました。
一見ちょっと移動が速くなっただけに見えますが、敵からしてみると想定してないところから敵が現れることと同じで陣営なども崩され敗因になるレベルです。
なにより食糧を敵陣で確保するという戦法は、他の国にすぐにバレることはなく、ナポレオン活躍が火のように広がったというのも納得いきますね。
市民の兵士化
市民が兵士になる。
おそらくほとんどの人は徴兵制度のように自国の国民を兵士にすることだと考えると思います。
しかし違います!正解は敵国の国民を自軍の兵士にすることです!!
どうやって!?と思うかもしれませんね。答えを簡潔に言うと「革命活動」を利用したです。
ナポレオンが活躍していた時代は革命活動も盛んに行われておりました。
しかし、革命と言っても戦うのは基本「市民VS兵士」で、数は有利としても武器など装備の差があります。
そこであらかじめ敵国の市民の生活環境や革命の意思があるかどうかを調査しておき、敵国の兵士がナポレオンと戦おうと出兵した時を見謀り革命を起こさせます。
そうなると敵の兵は、前はナポレオンの軍隊・背は革命を起こした市民という板挟み状態となります。
敵は革命を起こした市民と戦うなんて思ってもいなかったので上と同じ「敵がいきなり現れた状態」と同じになります。
もちろん戦に市民の革命活動を使うという考えなんて「戦で戦うのは兵士」という規則で固めていた司令部には思いつかなかったことでしょうね。
以上をまとめると
食糧は自国で用意して戦をする
→食糧を現地調達という形で規則を破り、敵の想定より速く移動する。
「戦で戦わせるのは兵士」
→革命を利用して市民を戦わせて挟み撃ちにする
という規則破りによってナポレオンは勝利を重ねました。
投資への落とし込み
投資への落とし込みですがここで投資だけのメリットがあります。
それは「自分自身は天才でなくてもよい」です。
つまり天才のいるところに投資すればいいのです。
自身が天才になるというのは言わば規則を破り成果を出すということですが、これはかなりのハイリスク・ハイリターンですね。
今までの規則を凌駕した事業を自分で行おうと思ったらまず資金がいります。
さらに規則を無視して利益を生んだとしてもそれが違法で有ればすぐさま地に落ちてしまいます。
では、どうすればいいか具体的に説明しましょう。
まず見たいのが会社の顔である社長が天才かどうかですね。
会社が発展するかは社長次第という言葉があるように、その社長がどのような考えを持ち、そしてどういう型破りをしようとしているかに注目しましょう。
他には所有している特許に注目するのもよいかもしれません。
特許は言わば企業の経済価値のアドバンテージであり、過去の型破りの成功指標です。
検査や試験で使用する精密機械などの生産には必ず特許が関係するので一度その視点を持って会社を見てみるのはどうでしょうか?
もちろんこれは国家間でも有効です。
特許を持っている数はその国の教育等の比較に使えます。
一度の失敗が50年間影響すると言われる外交官や大統領について知っておくだけで貿易摩擦と言ったリスクの心構えができます。
是非とも天才を解明して投資の可能性とリスクを知るきっかけに生かしてください!!
まとめ
1 天才は無意識に広がっている規則を調査して規則を無視する
2 投資では無理に自身が天才にならなくてもよい
3 型破りや特許を中心に社長や国を比較する
戦争論はまだまだ役に立つ情報がありますので今後も続けていきますね!
ではでは、次のブログでお会いしましょう!!!!
今回の本はこちら↓