目次
最後に 孫子は基礎の中の基礎
具体的ではなく抽象的に
孫子の内容を投資法に落とし込んできましたが最後に全体を通して投資に限らず、あらゆることに孫子の兵法を生かすのに大切なことをまとめます
孫子は2500年前の人物で疑いようもなく古典ですね
その古典を十分に生かすには抽象度を上げて考えることが重要となるのです
基本学校でも会社でも与えられた課題をこなすため具体的に考えることが何よりの武器になります
そして単純に成績を上げるなら古典よりもマニュアル本やテクニック本といった具体的な本が役に立ちます
今回孫子と投資を組み合わせてほしいと感じ、少し具体的に例を出して取っつきやすいようにいたしました
しかし現代では「先が見えにくい時代」「グローバル競争が広がり加速する時代」という未来に対する具体的なマニュアルは不確実性を多く含むため、持っても対応しにくくなっています
抽象度上げて考えるのによいのが「あちらの方向が何とかなる」という方向性と「競争状態での原理原則」という考えなければいけないルールの2つです
特に孫子で養えるのが後者の考えないといけないルールです
騙し合いや負けを回避するなどまず守らないと損害が重なる物です
孫子に興味を持った方はぜひ一度本書に目を通して見て下さい
孫子の兵法で負けない投資家へ
・兵は詭道なり
短期決戦と不意打ちで焦らないように
己を知り待てる環境をつくる
・情報格差を埋める
「地」と「敵」の情報を中心集める
最終的に勝てない戦いを回避できるように
・罠にかからない狡猾さ
私でもできそうに誘われない
損害額から反省度合いを変えない
・思惑が乱れるところでは戦わない
気を張らないといけないところが増えると
どこかで漏れが生じやすくなる
・正しく負ける
準備不足では失敗からより学べない
人や立場によって「負け」定義が変わる
・孫子は基礎の基礎
安直な考えの上で動かない
抽象度を上げて考えることであらゆることに
対応できるように
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