孫子

孫子の兵法で負けない投資家へ

安直な戦略は危険

未熟な戦略家とは?

未熟な戦略家とは何でしょうか?
知識が少ない?精神が弱い?それとも、経験不足?

未熟な戦略家とは、追い込まれた時にすぐ安直な方へ向かってしまう人だと思われます

・知識が少なく、安定の行動を勘違いする
・精神が弱く、ちょっとした逆風で感情が変わる
・経験が少なく、焦って結論付けてしまう

このような戦略家は自ら負けに近づいてしまっており、負けを回避するという鉄則を守ることは難しいです

さらに、安直に行ってしまう戦略に分散という行動があります
もちろん分散も立派な戦法であり、戦でも全滅するよりかは1人でも生き残ることは大切です

しかしよく考えずに分散を行うことにより状況が悪化してしまうことがあります

安直な分散の危うさ

孫子の言葉

我は専まりて一と為り、敵は分かれて十と為らば、是れ十を以て其の一を攻むるなり

こちらは集中して一つになり、敵は十に分散したとすれば、こちらは十の力で敵の一の力に当たることになる。すなわち味方は多数、敵は少数なのである。

例として、ある2つの国が木生い茂る森で争っていたとします

森の木によってお互いの動きが確認できず、守る準備はある程度整えても攻めが難しい状況でした

この場合、奇襲などを成功させて先手を握った方が有利だというのは間違いありませんね

みのり
みのり
臨機応変に戦うゲリラ戦に似てますね

そしてもし、本陣から遠い陣が相手の奇襲を受けて敗れてしまい、さらにそこからの敵の動き把握できない状態となってしまったら・・

今にでも敵が迫っているかもしれない。考える時間はほとんど残っていません
その場合あなたならはどうしますか?

間違えて負けると最悪国が亡ぶきっかけになりますよ
先生
先生

 

 

まず考えてしまうのが、こちらに襲われてほしくない場所に広く薄く兵をまいて守るというやり方です。

監視する場所を増やして奇襲を防ぐ作戦ですね。

しかし、さらなる奇襲に焦り兵をまく場所をしっかり吟味せずに配置してしまうと・・

敵から見て、都合良く敵が分散してくれて一箇所の戦闘で相手する人数が減って、各個撃破がしやすくなるという事態を呼びます

また、もし敵を見つけたときの情報伝達手段もしっかり整備しなければなりません
せっかく分散させたのに本陣に伝えられなければ的確な対応がとれなくなります

と、リスク対策の為に分散させたのに、逆に新たな弱点を作ってしまいそこを敵に狙われるという可能性をふやすことになりかねません

敵が次どこに出没するかわからず、こちらはその対処に走り回らないといけない。
このような状況に追い込まれた時点でかなり不利局面なため、基本戦略家はこれを避けるために動きます

安直な考えでのリスク対策は危険ですのであらかじめ吟味しておく、できる戦略家になりましょう

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