孫子

「投資の世界は騙し合い!」孫子の兵法②


どもです!!みのりです!!

本から投資法を学ぼうのコーナーです!!

株価を気にするようになった「脱投資初心者」の為、動じない投資マインドを作っていきましょう!!!

 

前回の記事は→こちら

 

今回も孫子の「兵は詭道なり」「戦争とは所詮騙しあいであいに過ぎない」の続き、騙しあいが加速する「短期決戦」と「不意打ち」

その不意打ちについて学んでいきましょう!!!

ポイントはココ! 
1 「え!?私に来るの!?」となった時がもっとも攻められやすくなる
2 焦ると間違っているかの確認が不足した状態で行動してしまう
3 対策は情報格差を埋めて負けを回避する

 


不意打ちの強さ

 

不意打ち、相手の意表をついて制することです・・・

みのり
みのり
なんだか仕事人みたいですね(笑)

 

ある物事に急に自身が巻き込まれた時、特に人間は慌てることが多いそうです。

まったく別部署の仕事の担当が急に自分になったり、ドッジボールで別の味方を狙ってると思ったらこちらにボールが飛んできたり・・・

 

「え!?私に来るの!?」

 

その瞬間、頭が真っ白になり脳の動きが非常に鈍ります。

ドッジボールなんて一瞬でも固まったらやられちゃいますね(笑)

他にも「ライバルに関する情報がないので何してくるかわからない」や「ここまでは影響してこないだろう」という場合にも当てはまります。

 

つまり本当の敵はこちらに攻撃しようとしていることを隠しているのです!!

こわい!

 

慌てているときは基本いつもより判断力が落ちますね。

え?私は反射神経がいいから大丈夫?

そういう人こそよく騙されます!!!(独断ですが)

 

さらにこの不意打ちは極短時間で終わってしまいます。

そう!もう一つの騙し合いが加速する原因「短期決戦」にも関わってくるのです!!

 

誤った判断をさせるには短時間が効果的ですね。

 

 

準備がまだなのにいきなり準備万端な敵が現れ理解する間もなくやられてしまう・・・
敵を分析して襲ってこないと安心してたら敵がこちらを向き攻撃してきた。
敵を監視していたのに敵の別部隊が突然背後に現れた

 

こんなことされたら経験が浅い人はただやられる一方ですね。

 


投資法への発展

具体的な例

ではでは、投資法に落とし込んでいきましょう。
特に重要なのが「え!?私に来るの!?」ですね。

 

本格的な話の前にちょっとしたお話を・・・

例えば、あなたは現物取引のみで投資をしてました。
信用取引口座は作ってますがその口座では何も売買しておらずレバレッジ取引もしていません。

 

しかし、ある時このようなメールが届いたらどうしますか?

 

 

○○証券【重要】保証金(追証)が発生!と・・

 

 

みのり
みのり
メールの冒頭にはなんと「追証」の文字が!!!

 

 

追証は・・知っている人は知っている恐ろしい言葉です。

おそらくほとんどの人はこのメールが来たら慌てると思います。

 

そして慌ててメールを開くと・・・

 

「○○証券【重要】保証金(追証)が発生!と表示されたら・・・」

実際の内容はただのマニュアルについて書かれたものでした(笑)

ひとまず安心です。

 

しかし!このとき「慌ててメールを開く」という行動をしてしまいました!!

 

これが迷惑メールだとウイルス感染してしまうこともありますね・・

 

このように人間焦ると間違っているかもという判断力が下がった状態で決めて行動してしまいがちです。

おまけに判断力がどのくらい下がっているかを理解するのは困難です。

 

 

もっと具体的な例

さらに現実的な例えとして、あなたが食品の業界の株を持っていた時、工業業界に激震が走るとんでもない悪材料が起きたとします。

 

もちろん工業業界の株価は落ちます。ドーン!と

ここまではだれでもわかりますね。私もわかります(笑)

 

しかしほとんど関係ない、食品業界の株価もドーン!と落ちました!!

 

 

「え!?なんで!!?」

 

 

いきなり下落に巻き込まれて頭の中はパニックになります。

情報が間違っていた!?
工業と食品って実はかなり繋がっていた!?
損額が増えている!どうにかしないと!!?

 

工業業界の株を持っていて損が増えた場合は簡単です。悪材料に素直に反応してみんなが売ったからです。

 

しかし、食品業界が落ちる理由ははっきりしません。
もしかしたら私が知らない決定的な原因があるのかも!!ともかく今は損が増える前に損切りしないと!!!
と考えるのが普通です。

すぐに売る「狼狽売り」を決断してしまうのは、このようなパニック状態になったときに多く起こります。

 

なら本当の理由はどうなのかと言うと、実際、市場の思惑をはっきりと結論付けることはほぼ不可能です。

もしかしたら、投資のベテランが工業業界の影響は食品には関係ないと余裕にしている私たちを揺さぶって騙すために売りを入れたのかもしれないですし
工業業で働く人は実は食品を普通の人より10倍買っていて、本当に食品業界に大きな影響があったということもあります。
全体的な下げに繋がると予想している人が売ったことも考えられます。

 

・・・一時なんでもコロナを原因にしていたこともありましたケド

 

この場合、長期で持つとしたら生産業界で持っていた方が気持ちとしては楽ですね。

だってその悪材料が解消されれば株価が戻るという確信を持ちやすいですし、次同じような悪材料が出たとしてもすぐに対応できます。

 

しかし、食品業界から見たら謎が多く残ります。

 

今回の影響がまた起きたらどうしよう・・・
悪材料が解消されても食品業界はもどらないのでは・・
他にも影響されるかも、結局わからないことが増えた・・

 

このような考えがずっと付きまといます。
おまけに正解もありません。

 

一発は耐えられても連続で攻撃が来ると不安が溜まり爆発するかもしれません

 

 


対策法

では、お待ちかね対策ですがこちらも奥が深いです。

 

「短期決戦」のときにも書いた「待てるようにすること」はもちろん

そこにもうひとつ「情報格差を埋めて、負けを回避する」を加えましょう。

 

 

短期決戦に見えても実は相手はかなり前から準備していて本当は長期決戦だったという話はもう大丈夫ですね。

 

相手はこちらのことを知っていて、自分は敵のことをよく知らない。

これほどまでに不利な状況はありません。

 

ベテランも経験が浅い時期を必ず通っているので何で心が揺れるかも知っていますし、情報網も確立してなおかつ考えが柔軟です。

 

なので基本勝てません。

 

その為、準備ができてないと勝てない勝負はなにかを知り、そのフィールドを回避することです。

特に、大きな売り注文を見せて他の人を売らせようする「見せ板」や、
SNSで今が買い時とツイートして買わせようとする「イナゴ戦略」、
市場に激震が走って暴落による証拠金不足決済を狙った「成り行き狩り」
と言った騙しの種類は絶対に知っておきましょう。

基本調べないと出ないので今後記事として詳しく書く予定です。

市場は騙しの手口でいっぱいですよ(笑)

 

そして、影響を多く受ける具合もしっかり理解しておきましょう。

騙しや悪影響が完全にないところはほとんどありません。

みのり
みのり
きらびやかなイメージの裏はドロドロでしたね

 

インデックス投資では投資先範囲が広い為騙しは少なくなりますが、その分悪影響は多く受けます。

ひとつの業界への投資は直接的な悪影響は少なくなりますが、騙しが多くなります。

 

一つのことで動じないように情報格差を埋めましょう!!!

 

と言ってもこの情報格差はかなりの曲者で、状況も多々ありそのたびに対応を変えないといけません。


まとめ

兵は詭道なり 不意打ち
1 「え!?私に来るの!?」となった時がもっとも攻められやすくなる
2 焦ると間違っているかの確認が不足した状態で行動してしまう
3 対策は情報格差を埋めて負けを回避する

 

 

次回はその情報格差についてさらなる解説をしましょう!!!

 

ではでは、また次回のブログでお会いしましょう!!!
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